須佐之男

暴風雨の神

 太陽神天照大御神とともに生まれた須佐之男。暴風の神として、厄払いの神様としても信仰されている。荒々しい乱行により天上界から追放されるが、八岐大蛇退治に成功するなど正義感が強く知恵者としての一面ももっており、多面性のある神だといえる。また、こうした英雄的側面を以て、武の神として崇められることもある。


祀られている神社

  • 須佐(すさ)神社

 出雲市の南に位置し、日本屈指(くっし)のパワースポットとして広く知られている。この神社は、古い伝説によると、スサノオノが自らを捧げ、永遠に自然と一体化することを決意した場所だ。人々は、スサノオの魂が神社のある谷全体に宿っていると信じています。主に、良縁成就、子孫繁栄、家内安全、様々な業障(ごっしょう)の消除(しょうじょ)などを祈願する場所として知られている。

  • 八坂(やさか)神社

 日本全国に約3,000社あり、京都にある八坂神社がその総本社だ。祇園(ぎおん)にあることから、祇園神社とも呼ばれている。総本社の祇園祭は日本最大の祭りの一つで、京都で最も参拝者(さんぱいしゃ)の多い神社の一つでもある。主に災厄除け、商売繁盛のご利益があるとされている。縁結びの面でも特に霊験(れいけん)があると言われている。


誕生

 イザナギは黄泉の国へ妻を取り戻しに行ったが失敗し、現世に戻った時、日向国の海辺(今の宮崎県の江田神社あたり)で禊ぎをする途中で多くの神々を生み出した。その中で最も重要なのは、禊ぎの儀式の最後に、左目を洗って「アマテラス」を、右目を洗って「ツクヨミ」を、鼻を洗って「スサノオ」を生み出したことだ。

 イザナギはこの三人の神をとても気に入り、「三貴子」として尊んだ。そして、アマテラスに高天原を、ツクヨミに夜の国を、スサノオに大海を治めるよう命じた。


角色卡故事 

 天岩戸(いわと)の事件の後、スサノオは神々高天原から追放された。天界を離れたスサノオは出雲国に流れ着いた。ある川のそばを歩いていると泣き声が聞こえ、老夫婦を見つけた。わけを聞くと、毎年恐ろしい怪物が現れて娘を食べてしまうと分かった。老夫婦には8人の娘がいたが、今回は最後の娘櫛名田比賣(クシナダヒメ)の番だった。この怪物は八岐大蛇だった。8つの頭と8つの尾を持つ巨大な蛇で、体は8つの山と8つの谷ほどの大きさだった。

 スサノオは八岐大蛇を退治すると決め、条件として櫛名田比賣を妻にすることを提案した。彼は娘を櫛に変えて頭に挿し、自分が娘のふりをした。8つの大きな酒樽に美酒を満たし用意した。八岐大蛇が8つの頭を酒樽に入れて酔いつぶれたところを、スサノオは一つずつ首を切り落とした。蛇の尾を切り開くと、鋭い剣が見つかった。それを「天叢雲剣(あめのむらくものつるぎ)」(または「草薙剣(くさなぎのつるぎ)」)と名付けた。後にこの宝剣をアマテラスに献上し、現在の皇室に伝わる三種の神器の一つになった。

 八岐大蛇を退治した後、スサノオは櫛名田比賣を妻に迎え、出雲国に住み着いた。 


BOSS卡故事

 父親のイザナギから海を管理するよう任命されたスサノオは、他の神々が一生懸命日本を管理している中、子供のように毎日泣いてばかりいた。彼が担当する領地も、彼が仕事をせずに毎日毎日泣き叫んでいたせいで、めちゃくちゃになってしまった。

 これに不満を感じたイザナギは、なぜちゃんと領地を治めないのかとスサノオに問いただした。すると、スサノオは母親のイザナミが恋しくて、黄泉の国に会いに行きたいからだと答えた。

 この答えを聞いたイザナギは瞬時に怒り、そんなことならお前はもうこの領地にいてはいけないと言った。スサノオの管理権を剥奪し、領地から追放した。

 その後、スサノオは母親に会う前に姉のアマテラスが統治する高天原を訪れたいと思い、そこから天岩戸の物語につながっていく。 


関連する神様

天照大御神

 八百万の神々で最高位に位置しているのが天照大御神で、伊邪那岐の左目から生まれた。その後、天上世界を治める太陽を司る女神となり、現在は、伊勢神宮の内宮を代表として全国に祀られている。また、天照大御神は天皇の祖神であり、日本で最も重要な神様のひとつとして、あらゆる願いを聞き届けるとし、所願成就の神様として知られる。

月読

 天照大御神、須佐之男と共に伊邪那岐の禊から生まれた三貴神のひとつに。月を司る、または夜を統べる神として崇められ、かつては、月の運行に基づく太陰暦を用いられたことから、月の暦を数える神と評されることも。また、こうした名の元、月を「ツキ」といい、運を呼び込む神とも考えられた。

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